「Kiwi Monitor」Version1.3.5を公開

2019-05-10に「Kiwi Monitor」のVersion1.3.5を公開しました。


このバージョンでは以下の修正と変更を行いました

・【修正】すべてのバージョンにおいて、緊急地震速報のキャンセル報が発表されてから3分間、ソフトウェアが強制終了し、再度起動できなくなった不具合を修正しました(「指定された引数は、有効な値の範囲内にありません。」というメッセージのエラーに該当)。

・【変更】緊急地震速報のキャンセル報に正式に対応できるよう処理を変更しました。

・【変更】緊急地震速報のキャンセル報を受信した際、緊急地震速報の情報欄に「緊急地震速報は取り消されました」というメッセージを表示するように変更しました。

・その他の細かな修正


2019-05-10 08:51頃から約3分間、起動中の本ソフトウェアが強制終了する、または新しく本ソフトウェアが起動しない不具合が発生しました。これは、強震モニタから取得していた緊急地震速報電文に「キャンセル報」が含まれており、強震モニタ側でキャンセル報の場合の最大震度が「震度0」に仕様策定されていることがこれまで分かっていなかったため、震度データをこのソフトウェアで正常に処理できなかったことが原因でした。


なお、少なくとも作者が認知している約5年間において、強震モニタが「キャンセル報」を配信したのは初めてのことです。これまでは気象庁が緊急地震速報のキャンセル報を発表しても、強震モニタ経由ではキャンセル報を受信することが出来ませんでした(そのため、本ソフトウェアではキャンセル報の発表を「推定」して処理を行っていました)。今回の不具合により、強震モニタ経由でキャンセル報を正しく受信できることが判明したため、その点に関連した変更も今バージョンで行いました。


本ソフトウェアでは緊急地震速報の情報を、強震モニタサーバ経由で取得しています。そのため、強震モニタ側で今回のような仕様の変更がほかにあった場合、再び強制終了する可能性があります。ご了承ください。強制終了の事実を把握した場合、できるだけ迅速に修正版を公開します。


本ソフトウェアでは多いときで2000人ほどの利用者がいます。もし毎秒2000アクセスを捌けるような緊急地震速報APIがあれば、そちらの方に乗り換えることも今後検討していく必要がありそうです。



ダウンロードは「Download」メニューより行えます。